地方版図柄入りナンバープレートと全国版図柄入りナンバープレート
図柄入りナンバープレートには、地方版図柄入りナンバープレートと全国版図柄入りナンバープレートの2種類があります。
全国統一デザインの全国版図柄入りナンバープレートは、自動車の使用の本拠の位置が全国どこにあっても申し込み可能ですが、図柄が地域ごとに異なっている地方版図柄入りナンバープレートでは、対象地域に使用の本拠の位置があるものとして登録された自動車でなければ申し込みができません。よって、地方版図柄入りナンバープレートでは、自分の好きな図柄を選ぶことができず、車庫証明に記載されている使用の本拠の位置をもとに図柄が決まります。
地方版図柄入りナンバープレート
地方版図柄入りナンバープレートとは、地域の風景や観光資源をモチーフとした図柄を施したナンバープレートのことです。自動車の使用の本拠の位置により交付される図柄が異なり、自動車の使用の本拠の位置が富山県内にある自動車には、立山連峰と雷鳥がデザインされている地方版図柄入りナンバープレートが交付されます。
地方版図柄入りナンバープレートは、走る広告塔として地域の魅力を全国に発信することを目的とし、2018年10月1日から交付が始まり、2022年4月時点において58地域で導入されています。
2018年10月 の第1弾で仙台や富士山など41地域に、2020年5月の第2弾で 上越や出雲など17地域に導入されました。第2弾地方版図柄入りナンバープレートと第3弾ご当地ナンバーについては、ご当地ナンバーを導入する要件として地方版図柄入りナンバープレートをあわせて導入することが求められるようになったため、組み合わせて17地域に導入されました。
また、2022年4月26日から新たな地方版図柄入りナンバープレートの募集が開始されたので、今後さらに導入地域が増える可能性があります。
全国版図柄入りナンバープレート
これまでラグビーワールドカップ日本大会や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念した特別仕様ナンバープレートが交付されてきました。全国版図柄入りナンバープレートは、これらに続き、「日本を元気に」というコンセプトで作られた全国向けの新たな図柄入りナンバープレートです。
全国版図柄入りナンバープレートには、植物は円環の象徴であり枯れても再び綺麗な花を咲かせることから、日本全国47都道府県の県花をモチーフにした図柄が施され、日本の美しさが表現されています。また、日本全国47都道府県すべての県花を用いることにより、日本全体で立ち上がろうという思いが込められたデザインとなっています。
全国版図柄入りナンバープレートは、地方版図柄入りナンバープレートと異なり自動車の使用の本拠の位置が全国どこにあっても申し込み可能です。
交付期間は、2022年4月18日~2027年4月30日までになります。期間終了後は、全国版図柄入りナンバープレートを選ぶことができなくなりますので、交付をご希望の方は余裕をもって申し込みをすることが大切です。
ご当地ナンバー(地域名表示ナンバープレート)
ご当地ナンバー(地域名表示ナンバープレート)とは、全国的に認知されている地域名をナンバープレートに使用する取り組みにより導入されているナンバープレートのことを指し、2022年4月時点において46地域で導入されています。
ご当地ナンバーの制度が導入される前は、ナンバープレートの地域名には、自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の名称等が表示されていましたが、ご当地ナンバーにおいては、新しく自動車検査登録事務所を設置することなく、地域の要望に応じて追加的に新たな地域名表示が可能となりました。
2006年10月 の第1弾で金沢や仙台など19地域に、2014年11月の第2弾で 世田谷や春日井など10地域に、2020年 5月 の第3弾で上越や出雲など17地域に、新たな地域名表示のナンバー(ご当地ナンバー)が導入されました。また、2020年 5月の 第3弾から、ご当地ナンバーを導入する要件として地方版図柄入りナンバープレートをあわせて導入することが求められるようになったため、第3弾ご当地ナンバー導入17地域と第2弾地方版図柄入りナンバープレート導入17地域については、組み合わせて導入されました。
図柄入りナンバープレートの種類
自動車の種類や用途により選択できる図柄入りナンバープレートの種類が異なります。
自家用の登録自動車の図柄入りナンバープレートには枠がありませんが、自動車の区分を明確にするために、事業用の登録自動車には緑色の枠取り、自家用の軽自動車には黄色の枠取りが施されています。
また、寄付をするかしないかにより選択できる図柄入りナンバープレートの種類が異なります。
ナンバープレートの交付料金に1,000円以上の寄付をした場合は、フルカラー版の図柄入りナンバープレートを選択することができます。なお、寄付をした場合でも、モノトーン版のナンバープレートを選択することは可能です。
この寄付金は、公益財団法人日本デザインナンバー財団によって管理され、安全・安心で楽しいお出かけを通じて日本を元気にする取組みに対する支援事業、地方版図柄入りナンバープレートが導入されている地域における交通改善や観光振興等に資する取組みの支援事業、 図柄入りナンバープレートに関する調査、研究、広報及び啓発事業に充てられます。
寄付をしない場合は、モノトーン版の図柄入りナンバープレートのみになり、フルカラー版の図柄入りナンバープレートを選ぶことはできません。
なお、図柄入りナンバープレートを字光式(光るナンバープレート)にすることはできません。全てペイント式になります。
図柄入りナンバープレートの対象車両
図柄入りナンバープレートの対象車両は、自家用の登録自動車、事業用の登録自動車、車両番号のかな文字が「わ(貸渡)」および「A B(駐留軍)」を除く自家用の軽自動車となっています。事業用の軽自動車や二輪車は対象外となっており、申し込みをすることができません。
登録自動車とは、自動車検査証に記載されている自動車の種別が普通、小型又は大型特殊のいずれかの車両のことを指し、軽自動車とは、乗車定員4名以下または最大積載量350kg以下で自動車検査証に記載されている自動車の種別が軽自動車の車両を指します。
記念保存
図柄入りナンバープレートは、取り付け後に当該図柄入りナンバープレートを変更する事由が発生しない限り、廃車にするまで使用することが可能です。
使用終了後には、不正使用防止のための穴を開けたうえで、取り外した図柄入りナンバープレートを記念に受け取ることが可能です。なお、不正使用防止のための処理には手数料がかかる場合があります。
図柄入りナンバープレートの交付料金
図柄入りナンバープレートの交付料金は、地域や種類等により異なります。また、フルカラー版図柄入りナンバープレートとモノトーン版図柄入りナンバープレートの2種類があります。フルカラー版図柄入りナンバープレートをご希望される場合、交付料金に追加して1,000円以上の寄付をする必要があります。
図柄入りナンバープレートの交付期間
図柄入りナンバープレートは、通常のナンバープレートと異なり、注文製作となります。申込完了後または抽選対象希望番号の場合は当選後、交付手数料等の入金確認がされてから、ナンバープレートが発注されます。
交付可能となるまで目安としては、入金確認後10日程度(土日祝日及び年末年始を除く)ですが、各予約センターや地域によって異なる場合があります。また、豪雨・豪雪等の悪天候、自然災害、感染症感染拡大防止、その他やむを得ない事由により変更される場合もあります。
有効期限は、交付可能日から1ヶ月間です。この期間内に交付を受ける必要があり、期間を過ぎてしまうと、失効になりますのでご注意ください。
番号変更なしの場合の流れ(交換の申込)
現在使用している車のナンバープレートについて、番号(地域名等を含む)を変えずに図柄入りナンバープレートに交換する場合には、交換の申込を行います。
【交換の申込】
①交換の申込
パソコン等で「図柄ナンバー申込サービス」のサイトにアクセスし、交換の申込を行います。申し込み時には、車台番号等の情報が必要になるため、車検証等を準備しておきます。
②申込完了メール受信
申し込みが完了すると、申込完了の通知メールが送られてきます。
③交付手数料等の支払い
申込完了メールに記載されている支払い期限までに、銀行振込等で交付手数料等の支払いをします。フルカラー版にする場合の1,000円以上の寄付金も支払います。
なお、振込時に別途手数料が発生する場合がありますが、申込者負担となります。
④入金確認メール受信、交換申請書の印刷
入金が確認されると、入金確認メールが届きます。このメールを受信後、「図柄ナンバー申込みサービス」のサイトにアクセスし、交換申請書をダウンロードし印刷します。
⑤交換申請
運輸支局等または軽自動車検査協会事務所に印刷した交換申請書を持っていきます。
交付可能期間は、入金確認メールに記載されており、交付可能となった日から1ヶ月間です。記載された交付可能期間内に交付を受ける必要があり、期限を過ぎてしまうと、失効になりますのでご注意ください。
⑥交付
運輸支局等または軽自動車検査協会事務所で交換申請書の確認などの手続き完了後に、予約センターで旧ナンバープレートと引き換えに図柄入りナンバープレートが交付されます。
⑦取り付け
交付された図柄入りナンバープレートを取り付けます。
新しい番号を希望する場合の流れ(希望番号の申込)
新しい番号を希望する場合には、希望番号の申込を行います。
希望番号には、一般希望番号と抽選対象希望番号の2種類がありますが、手続きの流れが一部異なるため、予めどちらの番号で申し込みをすればよいのか確認しておくことが大切です。
【一般希望番号の申込】
①希望番号の申込
パソコン等で「図柄ナンバー申込サービス」のサイトにアクセスし、希望番号の申込を行います。
②申込完了メール受信
申し込みが完了すると、申込完了の通知メールが送られてきます。
③交付手数料等の支払い
申込完了メールに記載されている支払い期限までに、銀行振込等で交付手数料等の支払いをします。フルカラー版にする場合の1,000円以上の寄付金も支払います。
なお、振込時に別途手数料が発生する場合がありますが、申込者負担となります。
④入金確認メール受信
入金が確認されると、入金確認メールが届きます。このメールに記載されている交付可能期間内(1か月間)に、指定の予約センターで交付を受けなければなりません。
⑤予約済証の受領
予約センターで希望番号予約済証を受領します。
⑥登録または届出
運輸支局等・軽自動車検査協会事務所で登録または届出をします。交付可能期間外は、希望番号での登録または届出をすることができません。
登録または届出時には、希望番号予約済証、別途手数料、各種書類が必要となります。
⑦交付
予約センターで希望番号のナンバープレートが交付されます。
交付可能期間内に交付を受ける必要があり、期間を過ぎてしまうと、失効になりますのでご注意ください。
⑧取り付け
交付された希望番号のナンバープレートを取り付けます。
【抽選対象希望番号の申込】
①希望番号の申込
パソコン等で「図柄ナンバー申込サービス」のサイトにアクセスし、希望番号の申込を行います。
②申込完了メール受信
抽選対象希望番号の場合は、一般希望番号の申込とは違い、申込完了の通知メールに抽選日が記載されています。
抽選対象希望番号は、毎週日曜日21時までに申し込みが完了した分について翌月曜日に抽選が行われます。なお、システムメンテナンス等により抽選申込の期限が変更になる場合があります。
③抽選結果メール受信
抽選結果がメールで送られてきます。また、抽選結果は「図柄ナンバー申込サービス」サイトの抽選結果照会や申込状況照会からも確認できます。
④交付手数料等の支払い
当選した場合のみ、抽選結果の通知メールに記載されている支払い期限までに、銀行振込等で交付手数料等の支払いをします。フルカラー版にする場合の1,000円以上の寄付金も支払います。
なお、振込時に別途手数料が発生する場合がありますが、申込者負担となります。以降の流れは、一般希望番号の場合と同じです。
⑤入金確認メール受信
入金が確認されると、入金確認メールが届きます。このメールに記載されている交付可能期間内(1か月間)に、指定の予約センターで交付を受けなければなりません。
⑥予約済証の受領
予約センターで希望番号予約済証を受領します。
⑦登録または届出
運輸支局等・軽自動車検査協会事務所で登録または届出をします。交付可能期間外は、希望番号での登録または届出をすることができません。
登録または届出時には、希望番号予約済証、別途手数料、各種書類が必要となります。
⑧交付
予約センターで希望番号のナンバープレートが交付されます。
交付可能期間内に交付を受ける必要があり、期間を過ぎてしまうと、失効になりますのでご注意ください。
⑨取り付け
交付された希望番号のナンバープレートを取り付けます。